森を育てる、100年森林構想

今春、娘夫婦が2人の小学生を連れて流山市(千葉県)から西粟倉村(岡山県)に移住しました。冬、学校ではスキーの授業があり、夏には蛍の乱舞が見られ、登下校時にはクマに襲われないようにランドセルに鈴を付けている、そんな村に行ってきました。

[移住者のために村が提供するログハウス]                       [ホテル乱舞]

 

岡山駅から鳥取行「JR特急いなば」に乗って1時間余りで西粟倉村(大原)に到着。吉野川と森林の谷間に広がる村はいつも靄がかかり源流域の小さな集落です。主な産業は林業(95%が森林)、木材を活用した約20社の企業が相次ぎ設立され、2010年代には「起業家の村」として知られるようになりました。村の人口1600人の約1割が全国からやってきた20代から40代の若い移住者達です。

何故、西粟倉村にこのような動きが生まれたのか?

それは2008年に村が打ち出した尖った「100年先の森林構想」

50年後100年後の未来を見据えて、行政、村民、企業、移住者が従来の壁を乗り越えたイノベーションに挑戦をしています。役場、図書館、保育園らの公共施設だけでなく「森の学校」等、森林を通じてすべての人々の想いが建物に生かされています。様々な問題と戦いながら10年後どんなアップデイトが生まれているか、興味が尽きません。

 

 

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