パリ・ジャパンエキスポ
日本のマンガが一番早く紹介されたフランスでは、空前絶後の日本のサブカルチャーブームがパリを中心にヨーロッパ全域に広がっています。パリのジャパンエキスポは当初3千人の集まりでしかなかったのですが、今年で11回目を迎える会場には、18万人の若者たちが世界各国から押し寄せて来ました。マンガ、フィギアー、コスプレに折り紙、武道、将棋、書道と日本の非現実と現実の世界が混在している不思議な空間です。そして、現代のヨーロッパの若者はインターネットを通して日本の情報を容易に得る事はできても、日本にはそう簡単に行けません。そこで、彼等の夢を年に1度実現させるのがジャパンエキスポのようです。彼等にとってここはまさにワンダーランドなのかもしれません。そして、ここで彼等は4日間思う存分我々日本を体感するのです。
2010年、四国夢中人は伝統文化と現代アートにテーマを絞って「四国遍路文化」と「瀬戸内国際芸術祭」の魅力を海外に発信しました。ブースでは「四国遍路文化」がフランス人歩き遍路体験者によって紹介され、文化ステージては遍路体験記執筆のレオガントレ氏による講演が行われました。更に4省合同ステージでは四国夢中人ボランテア大学生の宮本君による茶道実演がありました。
今回すべてボランテアーで我々の企画に参加してくださったアルプス山脈の麓に住むアーテストのレオガントレBlog : http://www.xgantelet.over-blog.com ご夫妻並びにピレネー山脈の麓に住む陶芸家のクリスチアン・フィツパトリックさん、九州から駆け付けてくれた大学生の宮本公徳君と上田健君に心から感謝いたします。