手島に陶芸家2カップルIターン

平均年齢80歳、人口20名の手島に陶芸家カップルが春から引っ越してきました。なんと!長い間主を失っていた二軒の空家が彼等の手で床も壁も天井もリニュアルされます。ほこりまみれで日夜格闘中・・・・・家一軒丸ごと自分達のアトリエ兼ギャラリーになる日が来ることを島民達も暖かく見守っています。
熟成させた赤ワインのように、時間をかけてゆっくり発酵する彼等のワインはどのような仕上がりになるのか、興味は尽きません。
厳しい環境の中で、きらきら光る彼等の優しさに満ちた眼差しが眩しいく感じました。

ここで彼等の御紹介をさせて頂きます。

◆松下 龍平(マツシタ リョウヘイ)さん
1986 埼玉生まれ 2007 武蔵野美術大学にて陶芸を学ぶ
2011 埼玉県ふじみ野市にて作陶開始
2017 京都府立陶工高等技術専門校入校
2019 香川県手島に工房を移し作陶

ギャラリーやデパート陶器市等、器を買える場所はたくさんありますが、作られた場所を訪れ、そこの人や空気に ふれ好きな器を買う。 僕はそのかたちが一番好きで、しっくりきます。 良い人 良い器 良いお店 少し遠いけど一度訪ねてみたくなるそんな島に出来たらと思います。

◆松原 恵美(マツバラ エミ)さん
1990年、京都で生まれ育つ 京都の銅駝美術工芸高校で陶芸に出会う
2013年、愛知県立芸術大学陶磁専攻を無事卒業
2015年まで東京の彩泥窯で陶芸の講師を務める
2017年、京都府立陶工高等技術専門校の総合科に入学
2019年に卒業し、手島に出発!

行き当たりばったりの人生で、出会った仲間が出してくれた手島行きの船に乗りました。 生きるって、生活するってどういうことなのかよく分からない私が、生きること、生活することに真正面から向き 合う島の生活の中で得たパワーで、なんか良いなぁと思える、思ってもらえるものを作りたいです。

◆高村 光平(タカムラ コウヘイ)さん
1983年 神奈川県相模原市(旧津久井郡)生まれ
2004-2008 東京芸術大学美術学部建築学科
2008-2010 東京芸術大学大学院美術研究科建築理論
2010-2017 都内のシステム開発会社にてシステムエンジニアとして働く
2017-2019 京都府立陶工高等技術専門校
2019- 手島に移住

海で魚が取れて、陸では野菜が取れて、小さくても等身大のスケールで生活ができる島を探してました。やりたい ことは、手島から生きること。手島に脈々と引き継がれる生活のバトンを受け取り、次へ渡す。その過程で生まれ る新しい知恵やモノ達に期待しています。

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コメント

  1. 石井嵩人 より:

    1月、2月辺りに1ヶ月程の手島滞在を考えています。島に滞在する上で必要なものや宿泊施設の状況などを教えて頂きたいです。もしよかったら上のメールまで連絡してください!よろしくお願いします!

    • ozaki より:

      石井さん 初めまして四国夢中人の尾崎です。メールに気づかず返事が遅くなり失礼しました。ご存じのようにコロナ禍でほぼ島は閉鎖状態で宿泊先の元小学校も通常の運営が出来ない状況です。ご存じのように島には自販機が1台しかないので、コロナ禍でなくても生活を送るためには食料の買い出しを丸亀までいかなければならず、大変です。コロナ禍が収まったら、1泊か2泊の予定で滞在されることをお勧めします。