丸亀市沖の広島でお盆に毎年開催されている素浄瑠璃が島の人や離島プロジェクトの学生も含め30人ほどの聴衆の心を虜にしていました。今年で12回目を迎える「もんたん亭浄瑠璃」は、作家広谷鏡子さんのセカンドハウス「もんたん亭」(さぬき広島)のリビングで開催されています。広谷さんの御家族と親交のあった豊竹呂太夫師匠と弟子の亘太夫さんをはじめ三味線竹澤團吾さんがボランテアーでこの公演を毎年続けていらっしゃいます。太夫まで1メートルの距離で体感できる素浄瑠璃は臨場感満点で呂太夫師匠の額に流れる汗が見えます。
広島は塩飽諸島最大の島で採石が盛んだったところですが、広谷さんの御先祖がこの地で石材事業を始めたそうです。天国にいらっしゃる皆さんも地上に降りてきて聞きいっていることでしょう。やはり、終戦記念日とお盆は我々日本人にとって過ぎ去った日々と交信できる貴重な日のように思えます。
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