パリから桜便り

 日本文化の専門家で、特に日本の植物、そして植物の歴史と人間との関係性について深く研究しているソフィー・ルベール氏がパリ日本文化会館にて2013年3月23日に「桜」をテーマに講演します。彼女は 1995年から1997年にかけて香川県国際課の国際交流員として香川に滞在し、2009年には四国夢中人のブロガー招聘事業http://www.lesjardinsdesanuki.fr/に参加されました。ブログからも彼女の香川の文化、更に日本文化に対する真摯な思いが伝わってきます。これからも日本の情報発信よろしくお願いいたします。
高松コンベンションビューローによる高松港沖のクルージングにて2009年10月

講演内容

桜は春を象徴する日本の花として万葉集の時代から人々に非常に親しまれ、愛されてきた花です。奈良時代は和歌などで「花」と言えば梅を指していましたが、その後平安時代になると桜の人気が高まり、「花」とは桜を指すようになりました。

江戸時代には桜の品種改良が進み、400種近い園芸品種が作られ、現在まで残る品種の大半はこの頃に生まれたと言われています。なお、現在の全国の桜の約80%はソメイヨシノです。

桜の原産地はどこか、主な種類や用途は何か、桜は日本文化にどのような影響を及ぼしているか、お花見とはどんな行事か、そして、フランス国内で桜の名所はどこか--今回の講演は、これらの疑問にお答えすると共に、浮世絵と写真を通して歴史を辿りながら桜の世界に皆様を誘います。(パリ日本文化会館より引用)

ソフィー・ル・ベール  http://www.sophieleberre.fr/

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