俳人ブロガー紹介

マルティンヌ・ブルジエール(Martine BRUGIÈRE) 氏

詩人、俳人(フランス語・英語)

フランス、クレルモン・フェラン市出身

英文学修士号修得、公務員を退職後、クレルモン・フェラン市観光局所長に就任

国内外で広く活躍する国際派の詩人・俳人として大きな影響力を持つフランスを代表する女流俳人

詩人・俳人略歴(1992年~現在)

*自作の書4冊出版
*フランス、カナダ・ケベック州 日本での共著多数
俳誌   Gong, Paloc, Revue Casse-Pieds
作品集  Pixels, Regards de Femmes, Trois graines de Haïku,La lune dans les cheveux, l’Art du
Haïku, Correspondances de haïku – France et Japon reliés par le haïku, Haïga – peindre
en poésie Femmes, Trois graines de Haïku,La lune dans les cheveux, l’Art duHaïku,
子供のためのイラスト俳句集・ 雑誌 Le Grognard ポエジー特集掲載など
俳句通信  France et Japon reliés parle haïku, Haïga – peindre enpoésie
傑作集   Seulement l’écho

パリ・リヨンでの俳句作品展示招聘、美術館・ミュージアムでの特別招聘作品としての展示

L’Art du haïku, Musée des Collections Privées et Eglise de la Madeleine à Paris ;
Exposition Médiathèque à Lyonなど

2004年以降の主な詩・俳句受賞歴

– イタリア(サロ)最優秀詩人賞(詩壇において最高の詩人に贈られる欧州で非常に名誉ある賞)
– イタリア(サロ)優秀詩集賞
– 毎日新聞俳句コンクール(英語部門)2位、優秀賞
– エルサレム詩歌賞(イスラエル) 2位
– エクサンプロヴァンス能協会 俳句国際コンテスト 3位
– アフリカ・在セネガル日本大使館主催俳句コンクール5位

メディア・報道関係

*新聞  : 朝日新聞/ヘラルド・トリビュンインターナショナル国際版 俳句欄(英語)掲載
*ラジオ : フランスラジオ番組 全11回シリーズの俳句講座担当(2011年)
*各種俳句・文化団体の要請による講演会・記事執筆・展示会出展、俳句国際コンクール審査員などを務め、国際俳句・詩歌フェスティバルにも多数招聘、アメリカへの渡航35回、イスラエルへの渡航は25回を超え、句会の開催、俳句・詩歌レクチャーなどフランス俳句の普及と国際交流にも尽力。


公募による選出 招聘俳人プロフィール

2012年8月公式発表

ダニエル・ドゥティ(Danièle DUTEIL)氏

– île de Ré –フランス レ島在住

詩人、フランス俳文協会(AFAH)代表。

フランス俳句協会(AFH)俳誌編集・首席選考員、俳句関連の著作多数、欧州国際俳句フェスティバルの主催や俳句コンクールの設立にも関わり、俳文マガジンの発行等国際俳句活動を行う著名女流俳人
HP:http://haikuduvidetdelaplenitude.blogspot.fr/

ダニエル・ドゥテイさんは、リゾート島としても知られるフランスの大西洋沿岸に浮かぶレ島(イル・ド・レ)の出身、フランス語・フランス文学教師を定年されて、現在は、ご自身が創立したフランス俳文協会(AFAH)の代表を務めています。フランス俳句協会(AFH)発行の俳誌編集を務め、2007年から2010年までは当誌の首席俳句選考委員も務めていました。

イラストレーターとコラボレーションした俳句本や俳句アンソロジーなど俳句に関する書籍の出版も多く、フランスの大手FNACの注目書籍として紹介され、2012年、日本をテーマに大江健三郎をはじめ多くの日本人作家が招聘され開催されたフランス最大の書籍展、パリ書籍展 (Salon du livre à Paris) での講演など、数多くの文化講演に俳人として招聘されています。

フランス国内はもちろん、カナダ、ベルギー、ハンガリーなどの国際俳句フェスティバルへの参加、招聘、パリのギャラリーやリヨン図書館などの国際俳句展示でも彼女の俳句が選出され、展示されるなど広くその活躍を知られています。

フランスでの俳句コンクールの受賞歴はもとより、英語俳句にも堪能で、特別招聘俳人であるマルティンヌ氏と同じく毎日新聞の俳句コンテストでの入賞歴(2010年、2012年入選)、アフリカ、在セネガル日本大使館主催の俳句コンテストでも三位に入賞、短歌や俳文にも造詣が深く、フランスの短歌雑誌でも定期的に作品を発表しています。

パリでの句会をはじめ、フランス国内の俳句普及に努め、俳句イベントの開催やヨーロッパの俳句国際フェスティバルの主催にも多くかかわり、前職が教員であったこともあって、子どもたちや若者のための俳句コンクールを主催するなど俳句を通じた国際交流や教育活動も精力的におこなっています。来年2013は、イギリスのフォルクストーンでイギリス俳句協会との仏英共催の国際俳句・俳文フェスティバル、2015年には、フランスでの国際俳句フェスティバルの開催を予定し、3ヶ月に一度発行される俳文マガジン”L’Éco de l’étroit chemin” の執筆・監修も行い、ヨーロッパでの俳句の理解と相互交流に大きな役割を担う魅力的な俳人です。

ミン・ティルト ファーム (Minh-Triêt PHAM) 氏

– Paris -Franco-Viêtnamien パリ在住 在仏ヴェトナム人

英・仏・ヴェトナム語で俳句を創作、アメリカ、フランス、ルーマニア、カナダなど国際俳句コンクールでの受賞も多く、世界遺産の風景写真の撮影とのコラボ フォト俳句をはじめインターナショナルな俳人として注目を集める。

フランス俳句協会会員

HP:http://mtpham75.free.fr

在仏ヴェトナム人のミン・ティルト・ファームさんは、17歳の時にヴェトナムから単身フランスに渡り、在仏歴22年、フランス俳句協会会員。フランスのグランゼコール(フランスのエリート校)の一つ、ポリテーク・リール大学でエンジニアのディプロムを修得、現在は、フランスの航空会社エール・フランスでチーフマネージャーとして、近年エールフランスが提携したオランダ航空の本拠であるオランダ・アムステルダムとパリを行き来する毎日です。

パリにお住まいで奥様はフランス人、フランスの国籍を取得しています。俳句を通じて日本を知り、俳句の故郷 日本を巡って、俳句の世界やわび・さびを感じるのが若い時からの夢でした。日本文化への探究心から2001年から居合道もはじめ、三段を取得、今秋、四段の試験を控えています。母国ヴェトナムでは、学生の頃から詩や作文に関する多くの賞をもらっていましたが、フランスに到着した頃、たった一人で言葉も思うように話すことができず、フランス語を覚えるために俳句の本を購入、以後、俳句の世界に魅せられ、俳句歴も在仏期間と同じ22年です。

今ではフランス語も堪能で、フランス語、英語、ヴェトナム語の三ヶ国語で俳句を詠み、アメリカ、ルーマニア、フランス、カナダなどの国際俳句コンクールでグランプリや1位、2位を受賞するなどインターナショナルな俳人としても活躍する一人です。勉強家で多くの俳人たちと交流をしながら、自身の俳句の添削や句評なども積極的に受け入れ、パリでの句会にも参加しています。

また写真がご趣味で、休暇の度に世界遺産や伝統建築の写真撮影のため、国内外を旅して撮影を行い、フォトアルバムを作成しています。リールの写真コンクールでは、受賞歴もある腕前、ヨーロッパのお城の写真と自身の俳句をコラボさせた俳句フォトは、フランスでも大きな話題を呼んでいます。

ローラン・ペイアン (Laurent PAYEN) 氏

– Bénéjacq – ピレネー ベネジャック在住

小学校教員。

禅への傾倒から和歌・俳句を知り、子どもたちへの俳句授業・俳句を通じた日本紹介など教育現場での俳句活動に従事。

日本武道の達人・指導者としても著名、居合道、杖道四段、仏代表、ヨーロッパ・フランス国際タイトル保持者。
HP:http://couleurjapon.e-monsite.com

ローラン・ペイアンさんは、ピレネー山脈で知られるフランスの南西部ピレネー・アトランティック県、ポーから数キロの町ベネジャックにお住まいの小学校教師です。フランスでは、日本武道の達人としても知られ、杖道四段、2004年のヨーロッパ大会優勝、フランスでは、2004年から今年2012年まで、2008年の準優勝を除き連覇を続けているフランスチャンピオンで2003年からフランス代表のメンバーに選出され、海外遠征も多く、国内外で活躍中です。

居合道も四段、2006年、2008年のフランス大会では、準優勝を飾っています。抜刀道三段、養正館武道初段。アキテーヌ地方の武道指導教授の資格も取得しており、2005年から武道の教授を行い、指導者としても貢献。2年前には自宅を日本風の家屋に改装、自身の道場を開いて、後進の育成を行っています。武道をはじめ、禅、茶道などの日本伝統文化に深い造詣があり、自宅に日本庭園、茶庭を作るほどの傾倒ぶりで、禅は曹洞禅を12年以上学び、俳句や詩への関心も禅僧や禅に関係する書籍から、一休、芭蕉、良寛を通じて親しむようになりました。

教鞭を執る小学校では担任を務める子どもたちに俳句や日本文化にもっと親しんでもらおうと詩の授業の一環で俳句の創作も積極的に授業に取り入れ、子どもたちの感性を大事にした教育活動としての俳句の有用性を教育省で教育発表を行うなど武道の心得や教育活動を通じ、広く俳句活動を続けています。


スペシャルゲスト (9月25日~10月5日) 

フローラン・シャヴエ (Florent CHAVOUET) 氏

多言語に翻訳され国内外で一躍 話題となったベストセラー「Tokyo Sanpo (日本発売英語タイトルTokyo on foot )」(クレルモン・フェラン国際Carnet de Voyageフェスティバルミシュランガイドグランプリ受賞)、バンデシネ・漫画界のカンヌといわれるアングレーム国際漫画祭招待作品 岡山の離島 真鍋島を描いた「Manabe Shima」などの著作で知られ、絶大な人気を誇るフランスを代表する国際的イラストレーター。

色鉛筆一本で描かれた精巧でオリジナリティーにあふれる氏の作風は、フランス・マクドナルド社のCMのイラストにも起用され、各国のサイン会では行列が出来るなど多くのファンを魅了し、高い評価を受けている。フランス、クレルモン・フェラン市在住。


Association Japon Auvergne-Nippon Auvergne (JANA)


オーヴェルニュ日本協会 仏中南部ミシュランの本拠地としても知られるクレルモン・フェラン市の日仏友好協会。合谷麻容子氏代表。
ボタン式アコーディオン奏者の夫 哲哉氏の音楽修行に伴い2002年夫婦で渡仏、在仏10年。
仏ミュゼット音楽、オーヴェルニュの音楽を中心にフランスで演奏活動を行い活躍を続ける哲哉氏と日本文学専攻、元出版社の編集者として日本文学・文化に造詣の深い妻 麻容子氏の双方の特性を活かし、オーヴェルニュと日本の友好を目的とした日仏協会を設立。フランスの教育・文化機関を中心に地域で広く交流活動を行い、その活動は高い評価を受けフランスのメディアでも多く取り上げられている。


夫妻が文化授業を担当する小・中学校では日本語俳句の鑑賞授業も行い、過疎化の進んだ中学校にも出張、これまで700人以上のオーヴェルニュの子どもたちが日本語で俳句を鑑賞している。

2010年日仏両国の文化交流に寄与する活動を行う者として夫妻共に仏内務省より能力・才能ビザを交付され、日仏行政間のプロジェクトにも多く助言を行い、信頼も厚い。
またShikoku-Auvergneプロジェクトの進行・管理を担当する哲哉氏は、折紙講師、折り紙創作家としても知られ、アメリカ ニューヨーク、フランス、スペイン、チリ、チェコなどの書籍や雑誌で創作作品の折図が掲載、作品がクレルモン・フェラン市の観光局に常設され、仏国内でもアトリエ、展示、講演活動に招聘されるなど話題を呼んでいる。

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