欧州プロジェクト 「大統領とランデブー」

2012年9月に香川県と愛媛県両県で2週間にわたる「欧州俳人による四国俳句巡り」を実施いたしました。この企画はフランス側の責任者として合谷御夫妻を始め、又日仏総勢100人余りのボランテアの方々の御協力のお陰で実現したものです。この企画に参加した4人の欧州俳人も滞在期間中、ブログを通じて四国の情報発信を熱心にされました。参加者の一人ミン・ツリエット・ファーム氏は彼のブログの中で350ページに及ぶ写真と記事と俳句を紹介しております。
この企画にかかわったすべての人々の俳句に託す思いを更に多くの人々と共有していただきたいと思い、俳句愛好家として知られる欧州連合(EU)のファンロンパイ大統領(首脳会議の常任議長)に「四国俳句めぐりのご紹介をしたい」と手紙を送ったところ、2ヶ月後み大統領から「是非お会いしたい」というご返事を頂きました。 四国俳句めぐりにご協力いただいた皆様の代表として、日本からは私、欧州俳人ブロガーとしてミン・ツリエット・ファーム氏が大統領と面会をしました。改めて皆様のご支援に心から感謝いたしております。

以下は2011年5月28日にブリュッセルでの記者会見場で ファンロンパイEU大統領が東日本大震災後の日本と日本人を想って詠んだ一句です。

The three disasters

Storms turn into a soft wind.

A new, humane wind.

(日本語訳した俳句)

嵐去り 後に残るは 優しき心

-by EU大統領・ファンロンパイ欧州理事会議長